もう遅いかなあと思いながら出かけてみたが、やはり。遅すぎた。 一株だけ咲いていた。残りは実になっている。 ちょうど撮り終わったところへ田んぼの持ち主が来られた。 「なんかええもんがありますかいのう。」 「はい、紫色のきれいな花が咲いちょります。」 「ほうかいのう、気がつかんかったのう。」 「小さい花ですから・・・。」 「わしゃあ、刈るんが仕事じゃけえのう、何も考えんと刈るけんのう。」 「ええんですよ、大けえ草が刈られたあとに花を咲かせます。」 「ほうかい、草刈が役にたつんかい。」 「今年は来るのが遅すぎました、もう種になってました。」 「わしゃあ、こがぁな年じゃけえのう、わしが来年生きちょったら、ちゃんと草を刈っちゃるけんのう。」 「いえいえ、お元気そうですよ。」 「来年はどがいになっちょるか分からんけぇのう。」 「ホホホ、私は来年覚えちょったら撮りに来ます。」 ほんまに。来年はどがぁになっちょるか、分からん。
by krsmag
| 2011-05-23 09:25
| 野の花
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